Assist Readerは、Kindleアプリ(iOS/Android)に標準搭載されている「読み上げ機能」のことです。
以前からスマホのアクセシビリティ機能(VoiceOverなど)を使って読み上げる方法はありましたが、このAssist ReaderはKindleアプリの正式な機能として統合されています。
最大の特徴は、読み上げている箇所のテキストをリアルタイムでハイライト(色付け)してくれる点です。「今どこを読んでいるか」を目で追いながら、耳で音声を聞くことができます。
Audibleとの決定的な5つの違い
「本を読み上げてくれる」という点では同じですが、AudibleとAssist Readerは似て非なるものです。以下の5つのポイントで比較しました。
1. 料金の違い
- Assist Reader
無料(Kindle Unlimitedの月額980円に含まれる) - Audible
月額1,500円(別途契約が必要)
Kindle Unlimited会員であれば、追加コストゼロで利用できるのがAssist Readerの最大の強みです。
2. 音声の質(AI vs 人間)
- Assist Reader
AIによる合成音声 - Audible
プロの声優やナレーターによる朗読
ここが最大の差です。Assist ReaderのAI音声は非常に流暢になりましたが、やはり機械的な抑揚です。
一方、Audibleは俳優や声優が感情を込めて演じているため、小説や物語への没入感は圧倒的にAudibleが上です。
3. 対象作品の数
- Assist Reader
文字情報の入っているKindle本ほぼ全て - Audible
オーディオブック化された作品のみ
Kindle Unlimitedにあるビジネス書や実用書は、ほとんどがAssist Readerで読み上げ可能です。逆にAudibleは、音声収録された作品しか聴くことができません。
4. 通信量と容量
- Assist Reader
テキストデータのみなので軽い - Audible
音声データなので重い
Assist Readerは文章をその場で音声変換するため、事前のダウンロード容量が少なくて済みます。Audibleは高音質の音声ファイルをダウンロードするため、スマホの容量を圧迫しやすいです。
5. 倍速再生の範囲
- Assist Reader
0.5倍〜3.5倍(細かく調整可能) - Audible
0.5倍〜3.5倍
再生速度の調整機能に関しては、両者に大きな差はありません。どちらも「3倍速で速聴する」といった使い方が可能です。
Assist Readerが「最強」と言われる理由
小説を楽しむならAudibleに軍配が上がりますが、「学習」や「情報収集」という点では、実はAssist Readerの方が優れている点があります。
目と耳で同時にインプットできる
Assist Readerは、読み上げている箇所をハイライト表示してくれます。
音声を聞きながら、目でも文字を追うことで、脳への定着率が高まると言われています。特に英語学習においては、発音とスペルを同時に確認できるため、最強の学習ツールになります。
ビジネス書の消化速度が爆上がりする
ビジネス書や自己啓発本は、感情を込めて読む必要があまりありません。
AIの淡々とした音声で、3倍速などで流し聞きするのに最適です。家事や移動中にKindle Unlimitedの本を「消化」したい場合、高いAudibleを契約しなくてもAssist Readerで十分事足ります。
使い方はとても簡単
Assist Reader機能は、対応しているKindle本を開けばすぐに使えます。
- Kindleアプリで本を開く
- 画面をタップしてメニューを表示する
- 「ヘッドホン」のアイコン、または「Aa」メニューからAssist Readerを選択
- 再生ボタンを押す
もしアイコンが表示されない場合は、その本が「固定レイアウト(漫画や雑誌など)」でテキストデータを持っていないか、アプリのバージョンが古い可能性があります。
まとめ:使い分けが正解
どちらか一つを選ぶ必要はありません。目的によって使い分けるのが賢い方法です。
- Kindle Unlimited (Assist Reader) を使うべき時
- ビジネス書や実用書から情報を得たい時
- 英語学習など、文字も見ながら聴きたい時
- とにかく安く大量の本を「聴き流し」したい時
- Audibleを使うべき時
- 小説やライトノベルを、物語として楽しみたい時
- 好きな声優さんの声で癒やされたい時
- 目を閉じてリラックスして聴きたい時
Kindle Unlimited会員の方は、まずは手元のアプリでAssist Readerを試してみてください。「これで十分じゃん!」と思えるなら、月額1,500円を節約できる大きな発見になるはずです。

